マルバウ市場
牛山洞に位置し、田舎の市と同様に市の日がある光州の代表的な市場だ。
マルバウ市場は、1968年に行政機関の露天商取締まりにより西方市場で露天商をしていた商人が次第に下に下りてきて形成された。
マルバウという地名は、かつて牛山洞202番地の山にあった岩が四角形の斗のようだったことに由来しているという。
今では店舗数が500を超える大規模な伝統市場となっている。常設商店らにより毎日市場が開かれているが、定期的に開かれる市の日(2・4・7・9日)には多くの商人がやってきて活気をみせる。1日の利用客は2万人を超える。
マルバウ市場は新鮮な野菜類が有名だが、これは近隣の潭陽、淳昌、長城、谷城などから農夫が直接栽培したものを持ってきて販売するためだ。
特に春には各種の苗木の市が立つ。近くの農村から買いにきたり週末農場をする人々、家で小さな菜園を作る人々も顧客だ。それこそないものがないほど様々な品物が人々に活気を与えている。
マルバウ市場は庶民が多く訪れ、人々が好んで食べる市場メニューも豊富だ。暮らしの現場でありながら温かい人情と故郷の香りが感じられ、歴史と文化が共存する所として市民から深く愛されている。